私が通っていた大学では、アメリカの名門大学に交換留学ができる制度があります。しかし、だれでも行けるわけではありません。大学受験が終わってやっと猛勉強からおさらばできると思いましたが、アメリカ留学を実現させるには、さらに猛勉強が必要となる事実に直面しました。TOEFLを200点以上、成績は平均Aが出願の最低条件です。試験は2年生の秋なので、それまでに条件をクリアしなければいけません。また、成績もキープしなければいけないので、サークルや部活に入ってもなかなか賛歌できない日々がつづきました。試験当日は、アメリカ留学をしたい理由、なぜアメリカなのか、何が勉強したいのか(現地では授業をうけて単位を取ってこなければいけません)、誰も助けてくれない状況で自分は乗り越えられるのか等、ネイティブアメリカンの先生と、学部の教授と英語で面接をしました。もうここまでくると、正直ぐったりしました。定員オーバーしてたので、試験を受けた全員がいけるわけじゃありませんし、私は学部でも英語力は真ん中のクラスだったので(英文科のため帰国子女が多くいました)、自信はありませんでした。しかし、結果はなんと、合格。合否が貼り出されている掲示板の前で、一瞬時がとまりました。何がおきたのかわからず、呆然としました。それからもしばらくは放心状態で、地に足がついていないような感覚だったのを覚えています。念願のアメリカ留学への道のりは、とても忍耐と努力が必要でしたが、それによって得たものは本当に大きかったと今でも思います。